株主の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 当社の30期においては、新築不動産販売部門では、都市型商業ビル開発「A*G中目黒」、「A*G高円寺」の引渡しが完了したことに加え、インバウンド需要に対応した「LAホテル福岡」、「LAホテル札幌」の引渡しが完了したこと等が収益に貢献いたしました。再生不動産販売部門においては、販売価格が1戸1億円を超える「100 Million-Renovation」と販売価格が1戸2億円を超える「200 Million-Renovation」の仕入れ及び販売に注力いたしました。不動産賃貸事業においては、札幌にて「ヴェラス・クオーレ南19条」及び「さっぽろ南デイサービスセンター」、世田谷にて「ファミリー・ホスピス二子玉川ハウス」を取得するなど、安定的な収益源としてヘルスケア施設の投資規模を拡大いたしました。

 以上の結果、当連結会計年度における経営成績は、売上高11,669百万円、営業利益2,282百万円、経常利益2,033百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,379百万円となりました。

 31期における取り組みとして、新築不動産販売部門においては、成長ドライバーと位置付ける収益不動産開発に積極的な経営資源の投下を行い、都市型商業ビル開発「A*G」シリーズ等のプロジェクト規模を拡大していくほか、事業チャネルの多様化の方策として、高級賃貸マンションの新ブランド「THE DOORS」を立ち上げるなど、更なる商品企画力の向上や事業機会の創出を図ってまいります。再生不動産販売部門においては、活況が続く中古マンション市況の動向を受け、当社では初の3億円超えとなる「300 Million-Renovation」の取り扱いを開始するなど、競争優位性の高い高付加価値の商品を提供してまいります。不動産賃貸事業においては、ヘルスケアなど成長分野への投資規模の拡大、既存オペレーターとのリレーション構築及び優秀な新規オペレーターの発掘に注力することにより、保有する管理不動産のポートフォリオの増強及び質的向上を図っていく方針であります。


 配当につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益をベースとした配当性向を「10%以上20%目標」とする利益還元を目指すことを基本方針としております。2019年12月期期末配当金は、通期業績等を総合的に勘案した結果、2019年12月5日に開示した1株当たり45円の配当に5円増配し、1株当たり50円の配当とさせていただきました。次期の配当につきましては、これまでの配当政策を基本方針としつつ、今後の中期経営計画の進捗に応じた利益還元を図るため、親会社株主に帰属する当期純利益をベースとした配当性向「20%以上30%」を目標とする方針であります。

 当社は、2020年7月1日を効力発生日として、単独による株式移転により純粋持株会社となる「株式会社LAホールディングス」を設立することについて、2020年3月27日の定時株主総会にて承認可決されました。この体制変更により、グループ全体の機動力や競争力の強化、M&A推進による事業拡大と人材獲得・育成、グループ経営資源の最適化、経営戦略の迅速な意思決定の実行、コーポレートガバナンスの強化等に注力し、戦略的なグループ経営体制を構築してまいります。

 今後も社会のニーズや時代の変化に対応した「魅力ある」まちづくりの創造はもちろん、事業活動を通じた持続可能な社会の実現に向けて積極的に取り組んでまいりますので、より一層のご支援・ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。